soomさんのサイトでも写真があがっているので多少画像がかぶっているものもありますが
お洋服の詳細について少しブログで説明させていただきます。
衣装のイメージは白をメインに、ほぼ差し色もないような仕上がりになりました。
その代わり、いろいろな白、ツヤや質感、それぞれ違うものをたくさん詰め込みました。
ビスチェは袖やフロントの裾の長さ、左右のチュールの長さ等アシンメトリーに。
規則的な幅で打ち付けたハトメや袖口のビーズボタン。
アシンメトリーだったり規則的だったり、ハードなものとソフトなものなど、相反するをもの同士を組み合わせるのが楽しくて作っていてとても心地よかったです。
ビスチェの下にショートパンツとチュールスカート。
ショートパンツはサイドにボリュームが出るよう、フリル部分の裏地との間に綿を少し詰めています。
チュールスカートは裾のみ紅茶でグラデーション染め。
最後にシワ加工をしています。
裾に微妙に色の違うビーズやスパンコールをたくさん縫い付けています。
朝に降りた霜のようなイメージでつけてみました。
ウエスト部分でリボンで結んで着用します。
袖部分はチュールとコットンシフォンの２枚重ね。
切りっぱなしです。
アームコルセットはハンドパーツをはずして着用します。
紐はあえて麻紐で、すこしカサカサした感じにしています。
前部分、立体的になるよう裂き布でつくった三つ編みをくずして縫い付けてあります。
アクセサリーは骨董市で買った小さいビスクドールをレースでドレスアップしたもの。
チェーンもビンテージのものを使用しています。
銅色のシンプルで綺麗なチェーンです。
袖部分のレースは肩と袖口に縫い付けてあります。
腕を動かした時にレースにも動きが出て綺麗です。
ネックコルセットも裂き布でフロント部分を立体的に飾り付けています。
こちらもヘッドをはずして着用するのが楽チンかもしれません。
バックスタイル。
コルセットのようにギュッと締め上げるというほどではないのですが
メリハリをつけるのにいろんなところにハトメを打っています。
そして今回のブーツ、SoylentGreen様にオーダーで作っていただきました。
自分のイメージとして編み上げのロングブーツというのは頭にあったのですが
ピカピカの新品っぽいものではなく、そして女性らしいブーツでもなく
なるべくイカつくて引き締まったブーツが理想でした。
お人形さんっぽいブーツというよりもよりリアルなブーツを作られるイメージがあったので
今回お声をかけさせていただいて、本当にカッコ良いブーツを作っていただきました。
編み上げは上までハトメでホールになっているものがほとんどだと思うのですが
今回のブーツ、途中から紐をひっかけられるようになっています。
そこもかなりお気に入りポイントです。
革もとても柔らかく、ビンテージっぽい雰囲気が出るように合う素材を探していただきました。
傷が入ったり色が変わってきてもとてもカッコよく使えると思います。
こうして自分とはまた違った感性をお持ちだったり技術をお持ちだったりする方との
コラボレーションは本当に楽しいし、ありがたいです。
写真はほぼ出尽くしましたが、flickrでも写真をアップしておきます。
Natassaを仕上げるまでにいろいろと詰め込んだ気持ちもありますがここではお話しないでおきます。
また別の日に。
それでは。