今日でNatassaのオークションも終了です。
この子と向き合った時間が嘘みたいに昔に思えます。
ほんの１週間前くらいまで自分の手元にいたとは思えないくらい。
作品にコメントをくれた皆様に感謝です。
毎回そうですが、毎回自分にとってはチャレンジでどれもこれも当たり前のことなんてありません。
一人でやり遂げられるほど全然強くもないです。
今年最後の大仕事をなんとかやりきれたことをありがたく思います。
まだ24時まで時間はありますが、最後までどうぞよろしくお願いします。
白い彼女を作ったのは、何色にでも染まることのできる柔軟性と
染まってもなおしっかりと残る強い意志みたいなものを作りたかったから。
儚くて、柔らかくて、でも強いもの。
デザインはそれを伝える、表す為の一つの手段。
技術はそれを作り上げる為にただ必要な力。
イメージやテーマは彼女が出来上がるまでに感じたなんとなくの頭の中のストーリーを
ただ後付けしただけにすぎません。
アーティストぶるつもりはさらさらないのですが、どこにこだわったとか、高い資材を使ったとか
こんなに苦労したとか、そんなことは本当にどうでも良くて
ほんの少し、彼女のそういう部分を感じてもらえたならこんなに嬉しい事はないのです。
もちろん商品ですから売れてくれないと困るというのはあるのですがw
最近いつも思うこと。
私自身はただドールが好きで、かわいいものが好きで、作ることがほんの少し好きなだけの普通の人間で、
もしも私の作った物が魅力的に見えているのだとしたら
きっとそれは私を信じてくれる人の言葉やいつも声をかけてくれる方たちが
キラキラする魔法をかけてくれているのだろうと思うのです。
一人では到底いまの自分はなかったと断言できるから。
なかなかありがとうの気持ちをみなさんにお返しできないでいるのですが
これからも作り続けていけるよう、自分自身もっと成長できるようにがんばります。
遠くから近くから、見守っていただけたら幸いです。