twitterで仲良くさせて頂いている方の作った創作人形のお洋服を作らせていただきました。
いつも写真でこの子ができていく過程を見ていて、まだ二十歳くらいの女の子がこんなに素敵なお人形を作れるのかと本当に驚愕でした。
本当はお洋服を着せなくてもいいくらい、ボディのバランスが好みの子です。細い上半身、ういた肋骨、鎖骨、そして手、指はもちろん脚の骨も本当に美しいです。
お顔はとても少女らしく、でもすらっと伸びた手足が大人っぽさもありつつ、清楚だったり純潔だったりっていう部分も持ち合わせつつ少しずつ染まっていく、汚されていく感じを出したかったのでお洋服もそれをイメージしてつくってみました。
以下、お写真が続きます。
創作人形の苦手な方はご遠慮くださいね!
ドールは”寄生式少女堂”の粉川ちなみちゃん作です。
お人形のお顔をモチーフにアクセサリーなんかも作ってらっしゃいます。これがまたすごくかわいいんですよ(*´∇`*)
ドレスはすごく薄い綿ボイルを一度紅茶染めしています。
裾だけ何度も何度も色を重ねて、紅茶染めとダイロンでグラデーションに。上にいくほどなるべく綺麗になるように。
ブラウスのパフスリーブ、本当はもっとボリュームが欲しかったのですが、布の薄さと、袖口の重さでちょっとしょんぼりぎみ。
大きい子のお洋服を作るのはこれがほぼ初めてだったので、いろんな意味でとても勉強になりました。
袖口も裂き布で作ったフリル。ここもやはりグラデーションで染めています。
胸元のリボンと斜めがけしているリボンのチャームの布も、裾に合うようにグラデーションで染めた布を使いました。
そしてボンネット。
本当に初めて作ってドキドキ。すごくボリュームたっぷりにつくりました。
これってデザインによってはかなりマダムな感じになってしまいそうだし、少女っぽいのだと前つば部分に飾りとか付けるといいのかもしれませんが、今回はヘッドドレス調な形で作りました。
ボリュームがあるので割と飾りはシンプルに。小さいビーズと時計のボタン、コットンパールなどを付けています。
斜めがけのリボンチャームはアンティークレース。
胸元も小さなビーズでランダムに飾り付け。
裾に行く程、なるべくダメージっぽく、悪く言ってしまえば汚くなるようにつくりました。
中のペチコートは純白のチュールなのだけど、裾ははさみでわざとぼろぼろに。
赤い靴の童話みたい。
ペチコートとドロワーズ。
あえて靴下は作りませんでした。本当にお洋服で覆い尽くしてしまうのがもったいないかんじ。
今回ちょっとした冒険ができて自分の中でとてもいい勉強になりました。
こんな機会を与えてくれて粉ちゃんにも感謝感謝です!
物を創ってる方の作品を手に取ってみれるという事もすごく刺激になりました。
また機会があったらチャレンジしたいなぁ。そしてもっとお針子修行をしたいです。