終末サ亞カス、無事終了しました

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camellia 個展 in collaboration with gyro de cirko ⁂
終末サ亞カス、無事に4日間の展示を終了しました。
期間中、お忙しい中展示に足を運んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。
いつもお越しいただいている顔見知りのお客様から初めましての方まで、いろいろな方とお話をしたり
お言葉をいただいたり、非常に貴重な時間を過ごす事ができました。
製作する間は一人で黙々と作業をしているので、こうして展示をした時に改めていろんな方に支えられている事に気付かされます。
いただいた言葉をまた大切にしながらこれからも進んでいけたらなと思います。
すごく今更ではありますが、今回の展示のテーマについて少しだけ。
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ヨハネの黙示録(写真はおそらく第8章だと思います)に書かれた世界の終わりが今回軸になっているテーマでした。
7人の天使は警告、または開始のラッパをふいています。
あえて黙示録の内容はここでは書きませんが(調べるといくらでも出てくるものですので)
ラッパの音とともにやってくる天使と、災厄の降り注ぐ地上の音をサーカスにみたて
モデルの子たちはそれぞれ天使をモチーフにした衣装にしています。
実際に羽根のモチーフを衣装に取り入れたものもありますし、袖を羽根にみたててデザインしたものなどなど。
黙示録の予言自体はとても不吉なもので、それをモチーフにする事に少し抵抗もあったのですが
それを伝えるために描かれた銅版画や絵画はとても美しいものが多く、個人的に好きなものが多いです。
副題にしたla fine o inizioはイタリア語ですが
直訳すると『終わり、または始まり』となります。
サ亞カスの去った後には無にかえり、また小さな音とともにあたらしい世界が始まるらしいです。
展示のテーマを言葉で説明するのはとても難しく
ほんのさわりですが、実際に見ていただいた方がこの文章を読んで
その先は自由に感じ取っていただけたら嬉しいなと思います。
今回のテーマをお伝えし、ggさんには自由に終末サ亞カスのメンバーを作っていただきました。
蝶群兎、螺子巻穴熊、星屑梟、星喰怪獣、翼象、涙獏。
手間はもちろん、見て伝わる事も多いですが
いかに手間をかけたかという事よりもこの子たちには不思議な魅力を感じました。
種類は違うけれども、私の中のiMdaの子たちを見る感覚と少し似ていて
日によっていろんな顔を見せてくれる愛おしい子ばかりでした。
改めまして今回一緒に個展に加わっていただいたggさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
また、展示にご協力いただいたsoomの林先生、risubaco様、いつもグラスアイを作っていただいているにちにち様、
ブーツや展示小物でもお世話になったsoylentgreen様にも感謝申し上げます。
今後は展示の子のオークション作業と、少しずつ他の仕事もやっていきたいと思っております。
終末サ亞カスで販売しましたフォトブックはrisubacoさんでのweb販売を開始しております。
私の方での販売は予定しておりません。
よろしければ手にとっていただけましたら嬉しいです。