今の事とこれからの事

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ここ数日中にいずれにしてもお知らせをするつもりでいたのですが、2月4日の今日は世界対がんデーらしいので自分の今のこととこれからの事をお知らせしておきたいと思います。

これからの事を語るにはどうしても今の自分の状態を簡単にでも説明する必要があるので、まずは少しだけお話をさせて頂きますね。

すごく簡潔にお話をすると、現在投薬中の抗がん剤の副作用で手足に痺れが出てしまい、今までと同じように作業をすることが難しくなりました。(詳しい内容については特に知りたくない方もいらっしゃるかもなので記事の最後に書かせて頂きますね)

例えばお裁縫であればすごく細かい作業をするのに今までの何倍も時間がかかるようになり、布の厚みや質感を指先で感じることも難しくなりました。

メイクに関しては現状はなんとかそこまでクオリティを下げることなくできるのではないかと思っていますが、これも今の抗がん剤を続けているうちは痺れの具合がどうなるかわからないため、あくまでも現状は時間を掛ければできるといった感じです。

痺れが出てからはとにかく今の自分に何ができて、何ができないのかを確認し現実と向き合って受け入れる作業でした。

現状お受けしている仕事に関してはまずしっかりと送り出せるよう進めているところです。当初の予定よりもお待たせしてしまうのが大変心苦しいのですが、お届けできるまでもう少しお待ち頂ければ幸いです。

そしてこれからのことについて。

現状手の痺れはあるものの、結局のところ私は手を動かす仕事しかやってこなかったし、何かを作ることが全くできない状態ではないと思っています。

ただcamelliaとして製作してきたものと全く同じ内容、クオリティでお洋服を作ることは難しいので、新しいブランドを立ち上げることにしました。

今までは基本的にお洋服は帽子やパンツ等のセット販売がほとんどで単品販売などはあまりしてきませんでしたが、今後は帽子やシャツなどの単品販売、出来上がり次第カートに追加するような販売方法にしていこうかと思っております。

デザインや型紙についてはcamelliaとして今まで製作してきたものをベースとしますが、細かい装飾等は変更しての販売になりますので、価格はcamelliaブランドよりも物によってはお安く販売する形になると思います。

新しいブランド名は “ ruban “です。実は結構前にロゴもつくっていただいていました。本来はcamelliaブランドのセカンドラインとして計画していたのですが、結果としては同じような役割になるのかなと。

ロゴデザインはusaginomedama様に描いて頂きました。

まだrubanとしての制作物がない状態でのお知らせになってしまいましたが、これから先少しずつでも何か作っていけたらと思っております。今まで制作していた物に比べたらシンプルなものが多くなるかもしれませんが、こちらもどなたかに気に入っていただけるものが作っていけたら良いなと思っております。

そしてcamelliaブランドについて。

こちらはメイクに関してはそのままcamelliaとして続けていこうと思っております。また、1点もののお洋服など、今まで制作してきたクオリティで販売ができそうなものなどに関してはcamelliaブランドとして販売していけたらと思っております。数は今までのようには作れないので、一つ作るのにも時間がかかりいつになるのかわかりませんが・・・。

お知らせとしては以上になります。また去年から新しい計画も進めていたのでそちらの明るい話題もこれからお伝えしていけたらと思っております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

最後に、これは読みたくない方はスキップしていただいて構いません。今日がたまたま世界対がんデーだったので自分のことを少し書きたいと思います。

2021年の5月から6月くらいからなんとなく体調を悪くし、最初の頃は元々患っていたバセドウ病が再発したのかと思いかかりつけ医に診てもらいましたが異常はなく、その後腹部に違和感を感じていたのもあり(膨満感、息を大きく吸えない等)内視鏡検査をしました。診断としてはピロリ菌だとのことでその薬をもらって帰りました。その1週間後くらいかな?激しい腹痛のため病院に行き、そこでの診断は胃腸炎と言われました。点滴を打ってもらいそのまま帰宅。帰宅後すぐにまた腹痛、再度病院に運ばれまた点滴、その後朝まで点滴を続けCT、すぐに転院先が決まって救急車で別の病院に運ばれました。

転院先ではなんだかいろんな検査をしたような気がするけど、かなり早い段階でこれは癌ですねという話をされました。

私の場合はCTで腹膜播種がすでにわかっていたので病理検査をする前に割とはっきりとそう言われましたが、正確な病名やステージについては手術で摘出した腫瘍の病理検査で出るみたいです。

結果は粘液性の卵巣癌ステージ3cでした。

私も自分がそうなるまで何も知らなかったのだけど、癌にも色々あってできる部位によっても薬は結構違ったり、手術がメインになるものもあれば放射線治療ができるもの、抗がん剤がメインになるものなど色々みたいで、私の場合は抗がん剤がメインの治療方法になりました。

卵巣癌の場合は抗がん剤が効きやすい癌らしいのですが、私の場合は粘液性の卵巣癌で抗がん剤が効きにくいため、2年ほどずっと抗がん剤治療を続けています。その間、効かなくなったらまた別の抗がん剤、それがまた効かなければ別の薬といった感じでここまでやってこれています。

手術後ここまで作ることを諦めずに続けてこれたのは投薬のおかげだなと今しみじみ思います。

つい2ヶ月前までは普通に動いていた手が、今は自由に動かないことが嘘みたいだなとも思います。

もう日付が変わってしまうので今日はここまでにしておきますね。

1人でも自分と同じような思いをする人が減りますように。